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COLUMN

AI議事録の始め方
——文字起こしで終わらせない定着のコツ

更新日 2026-09-06 / 執筆: 株式会社シクミ(駐在型AIコンサルティング)

AI議事録は今いちばん手軽に効果が出るAI活用です。ただし「文字起こしができた」で止まると、長い文字列が増えるだけで仕事は楽になりません。この記事では、ツールの3タイプの選び方と、社内フォーマットの議事録が自動で出てくる状態までの作り込みを解説します。

CONCLUSION

結論: AI議事録は①会議ツール内蔵機能 → ②専用SaaS → ③汎用AI活用の順に検討するのが合理的です。すでに使っている会議ツールの機能で足りるなら追加費用ゼロ。ただし本当の効果は文字起こしではなく、「社内フォーマットの議事録・報告書が自動で出てくる」状態まで作り込んだときに出ます。

AI議事録を実現する3つの方法

方法費用感強み弱み
① 会議ツール内蔵Google Meet/Microsoft Teams/Zoom の文字起こし・要約機能既存プラン内〜追加契約不要・導入が一瞬フォーマットの自由度が低い・対面会議に弱い
② 専用SaaSNotta、スマート書記 などの議事録特化ツール月数千〜数万円話者識別・対面録音・共有機能が充実ランニング費用・ツールが1つ増える
③ 汎用AI活用文字起こし+ChatGPT/Gemini等で要約・整形既存AI契約内〜フォーマット自由自在・応用が利く仕組みづくりに一手間必要

選び方はシンプルです。今契約しているツールの機能をまず確認し、足りない点(対面会議・話者識別・フォーマット)だけを②③で補ってください。いきなり専用SaaSを契約して、実は会議ツールの標準機能で足りていた——は本当によくある無駄です。

「文字起こし」で終わらせない——定着の3ステップ

多くの会社が「文字起こしはできたが、結局使っていない」で止まります。原因は、出てくるのが長い文字列であって、いつもの議事録ではないからです。

自社フォーマットを固定する

「決定事項/担当/期限/背景」など、貴社の議事録の型をテンプレート化します。既存の議事録3〜5件があれば型は作れます。

文字起こし→型への整形を自動化する

生成AIに型と用語集を渡し、文字起こしを流し込むと社内フォーマットの議事録が出てくる仕組みを作ります。ここまでやると「使われるAI議事録」になります。

議事録の先へつなげる

抽出したタスクの一覧化、週次報告書への転記、顧客向け報告書のドラフト生成——議事録を起点に後工程まで自動化すると、削減時間が数倍になります。

セキュリティと社内ルール

現場での実例

当社の駐在型支援では、議事録・報告書の自動生成は「文書を探す・読む・整える」型の定番として最初期に構築することが多い仕組みです。会議後30分かかっていた議事録作成が数分のチェック作業になり、打ち合わせの多い会社ほど効果が累積します。仕組みの全体像は生成AI導入支援のページをご覧ください。

よくある質問

AI議事録とは何ですか?

会議の音声をAIが文字起こしし、発言者の識別・要約・決定事項やタスクの抽出までを自動で行う仕組みのことです。会議ツールの内蔵機能、専用SaaS、汎用AIの組み合わせという3つの実現方法があります。

無料で始める方法はありますか?

すでにGoogle Workspace・Microsoft 365・Zoomの有料プランを使っていれば、追加費用なしで会議の文字起こし・要約機能を使える場合があります。まず契約中のプランの機能を確認するのが最短です。

精度はどのくらい期待できますか?

静かな環境のオンライン会議なら実用レベルです。専門用語や固有名詞は誤変換が起きるため、用語集の登録や、生成AIでの後処理(用語統一・整形)を組み合わせると精度が安定します。

機密性の高い会議で使っても大丈夫ですか?

入力データが学習に利用されない法人向けプラン・設定を使うことが大前提です。加えて、録音の同意取得、保存場所と保持期間のルール、社外参加者がいる会議での扱いを社内ルールとして決めておくべきです。

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