COLUMN
AI導入支援会社の選び方
——4タイプの違いと5つのチェックポイント
「AIコンサル」と一口に言っても、戦略提言の会社、AIを開発する会社、研修の会社、現場で実装する会社ではまったくの別物です。タイプを間違えて発注すると、高い費用で欲しくないものが届きます。この記事では4タイプの見分け方と、発注前のチェックポイントを解説します。
CONCLUSION
結論: AI導入支援会社は「総合コンサル型」「AI開発型」「研修型」「伴走実装型」の4タイプに分かれます。IT専任者のいない中小企業に合うのは、現場に入って実装までやる伴走実装型。選ぶときは「誰が手を動かすか」「効果試算があるか」「契約に終わりがあるか」「ツール中立か」「料金体系を説明できるか」の5点を確認してください。
AI導入支援会社の4タイプ
| タイプ | 代表的な会社の例 | 得意領域 | 費用感 | 向いている会社 |
|---|---|---|---|---|
| 総合コンサル型 | アクセンチュア、デロイト トーマツ など | 全社DX戦略・大規模システム | 数千万円〜 | 大企業・グループ全体の変革 |
| AI開発型 | ブレインパッド、ABEJA、Laboro.AI など | 機械学習モデル開発・データ分析・PoC | 数百万〜数千万円 | 独自AIを作りたい・データが豊富な会社 |
| 研修型 | SHIFT AI、キカガク、スキルアップNeXt など | AIリテラシー教育・生成AI研修 | 数十万円〜 | まず社員の底上げをしたい会社 |
| 伴走実装型 | 当社(シクミ)を含む中小向け支援会社 | 既存業務のAI化を現場で実装・内製化 | 数十万〜数百万円 | IT専任者がおらず「業務を実際に変えたい」中小企業 |
重要なのは、タイプが違う会社を並べて相見積もりしても比較にならないということです。「戦略提言」と「動く仕組み」は別の商品です。まず自社が欲しいものがどれかを決めてから、同じタイプの中で比べてください。
中小企業の5つのチェックポイント
- 誰が手を動かすか——「ご提案します」ではなく「私たちが作ります」と言えるか。宿題形式は、IT担当のいない会社ではほぼ止まります
- 効果試算が先に出るか——削減工数・コストの試算なしに大きな契約を迫る会社は避ける。無料診断や小さな調査から始められる会社が安全です
- 契約に終わりがあるか——顧問料・保守費・ライセンス費が永続する設計だと、削減した工数がコストに化けます。「内製化して卒業」をゴールに掲げているかを確認
- ツール中立か——自社製品ありきの会社は、不要な導入を勧める構造的な動機を持ちます。既存ツールの解約提案までしてくれるかは中立性の試金石です
- 料金体系を説明できるか——「何に・どの単位で費用がかかるか」「契約はいつ終わるか」を商談の場で明確に説明できる会社は、価格の妥当性も検証しやすい。曖昧な回答しか返らない会社は避けてください
商談でそのまま使える質問テンプレート
- 「この業務、御社ならどうAI化しますか?」——具体的な手段が即答できるかで実務経験が分かります
- 「削減効果の試算はいつ・どの精度で出ますか?」
- 「実装は御社と当社、どちらが手を動かしますか?」
- 「契約が終わったあと、社内に何が残りますか?」
- 「不要だと分かったツールの解約も提案してもらえますか?」
参考: 当社(伴走実装型)の場合
株式会社シクミは伴走実装型の中でも、コンサルタントが現場に駐在して部門横断で実装まで行う「駐在型」です。無料簡易診断で効果目安を提示し、実地調査→駐在支援→研修(助成金対応)と各段階で継続判断できる設計で、料金は業務範囲と体制に応じて個別にお見積りします。詳しくはサービスページへ。
よくある質問
中小企業にはどのタイプのAI導入支援会社が合いますか?
IT専任者がいない会社なら「伴走実装型」が第一候補です。助言だけの顧問型は社内に実行できる人がいることが前提、AI開発型は数百万円規模の開発予算が前提になるためです。まず研修で底上げしたい場合は研修型も選択肢になります。
大手コンサルと中小向け支援会社の違いは何ですか?
大手総合コンサルは全社DX戦略・大規模開発が主戦場で、費用も数千万円規模になりがちです。中小向けの支援会社は既存ツールの活用と業務再設計が中心で、費用規模が1〜2桁小さく、現場との距離が近いのが特徴です。
比較検討では何社くらい話を聞くべきですか?
2〜3社が現実的です。その際、同じ業務課題を伝えて「効果試算の出し方」「誰が手を動かすか」「契約の終わり方」の回答を比べると、タイプの違いがはっきり見えます。
無料相談で何を聞けばいいですか?
①この業務はAI化できるか、②削減効果の目安、③実装は誰がやるのか、④契約終了後に何が残るのか、⑤総額はいくらか——の5つです。回答が具体的な会社ほど、実務経験が豊富だと判断できます。
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